さぽろぐ

旅行・温泉・観光  |その他の都道府県・海外

ログインヘルプ


とことん遊ぶぞ 北海道! › 北海道のイベント! › 背中から感じる「姥神大神宮渡御祭」と「江差」の粋

2012年08月14日

背中から感じる「姥神大神宮渡御祭」と「江差」の粋

 その起源は、370有余年前にもさかのぼると言われている。
 ニシン漁を終え、景気にわきかえる夏の江差で、豊漁に感謝を込めて行われる祭りであった。
 はるか遠い江差のニシン景気を現代に伝える夏の大祭。
 蝦夷地最古の祭りと言われる姥神大神宮渡御祭だ。

背中から感じる「姥神大神宮渡御祭」と「江差」の粋





 二百年以上の歴史を有する神功山をはじめとし、武者人形、能楽人形、文楽人形、歌舞伎人形など
を配した豪華な13台の山車。

 吹き流しや錦の御旗をひるがえし、流暢な祇園囃子の調べにのって町内を練り歩く。
 この「祭り囃子」は、京都祇園祭の流れをくむものらしい。

背中から感じる「姥神大神宮渡御祭」と「江差」の粋
;背中から感じる「姥神大神宮渡御祭」と「江差」の粋背中から感じる「姥神大神宮渡御祭」と「江差」の粋
背中から感じる「姥神大神宮渡御祭」と「江差」の粋


 山車の中には、博物館で飾られていて北海道指定文化財でもある「神功山」や「松寶丸」がある。



背中から感じる「姥神大神宮渡御祭」と「江差」の粋

 「神功山」がもっとも古く、宝暦年間(1751年~1764年)に京都の人形問屋が納めたものらしい。
 博物館で飾られることなく、現役の山車の一つとして江差の町で生き続けている。




背中から感じる「姥神大神宮渡御祭」と「江差」の粋

ヒノキ造りの弁財船「松寶丸」は、弘化2年(1845年)に大坂の船大工に依頼され作られた。
長年の使用から痛みが激しくなり、近年、地元保存会が1500万円の費用をかけて「松寶丸」
を修復した。

 戸数もわずかな町内会が1500万円の補修費を捻出すること。
 この祭りに寄せる江差の人々の思いを感じる。

 もちろん他の山車だって、それぞれ由緒があり、町内会の宝物となっている。





 祭りには、たくさんの江差っ子が参加している。

背中から感じる「姥神大神宮渡御祭」と「江差」の粋

 江差の子供たちは、幼児のうちから山車に魅せられ、長い町内巡行に引き回され、「祭」をその魂
に染込ませていく。

 いつもとは雰囲気が違う大人の背中。
 この背中に憧れを抱いていくのだろう。
 唄う大人達の背中を見つめる子供の背中だって、なかなか魅せてくれるものがある。


背中から感じる「姥神大神宮渡御祭」と「江差」の粋背中から感じる「姥神大神宮渡御祭」と「江差」の粋

 小中学生になると「笛吹き」や「太鼓打ち」を囃し立てながら。
 やがては山車が電線に引っかからないように棒で防ぐ「線取り」などが憧れの役目となる。




背中から感じる「姥神大神宮渡御祭」と「江差」の粋

 そんな子供と山車を見守る背中が頼もしい江差町から、「とうちゃん」がお送りしました。
 

※ 本文の「姥神大神宮渡御祭」に関する記述は【江差町HP】を参考及び引用しています。


【関連記事】 江差町 姥神大神宮に行ってみた
       色眼鏡をかけて見る 江差町「いにしえ街道」


あなたにおススメの記事


同じカテゴリー(北海道のイベント!)の記事画像
森と湖そして定山渓ダムに親しむ非日常体験!
幸せの蹄鉄 カルチャーナイトin札幌競馬場
呆れるほどの晴天に描かれる軌跡 札幌航空ページェント 
ドッキドキ!縄文式土器を焼いてみよう! 北海道博物館
身近に潜んでいる技術を感じつつ 寒地土木研究所一般公開
笑顔が溢れる SAPP‿RO Flower Carpet
同じカテゴリー(北海道のイベント!)の記事
 森と湖そして定山渓ダムに親しむ非日常体験! (2016-07-30 20:44)
 幸せの蹄鉄 カルチャーナイトin札幌競馬場 (2016-07-26 00:17)
 呆れるほどの晴天に描かれる軌跡 札幌航空ページェント  (2016-07-25 06:51)
 ドッキドキ!縄文式土器を焼いてみよう! 北海道博物館 (2016-07-03 19:45)
 身近に潜んでいる技術を感じつつ 寒地土木研究所一般公開 (2016-07-02 21:18)
 笑顔が溢れる SAPP‿RO Flower Carpet (2016-06-20 07:40)

Posted by 「とうちゃん」 at 05:57│Comments(0)北海道のイベント!
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
背中から感じる「姥神大神宮渡御祭」と「江差」の粋
    コメント(0)