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2011年07月25日

四稜郭に行ってみた

今日も朝から「函館サイクリング」に一所懸命な「とうちゃん」です。
「函館市民」の皆さんが知っていても、行った事がある人は、あまりいない「四稜郭」に行ってみた。


四稜郭に行ってみた


函館駅から高速自転車「とうちゃん号」で45分くらいかな?
上り坂が多くて、長くって・・・到着した頃には、膝がガクガク文句を言っていた。



四稜郭は、箱館戦争の際に榎本軍が、1869年(明治2年)に築城した東西約100メートルの堡塁。
空堀に囲まれ、規模は、南北約70メートル、周りには幅5.4メートル、
四隅には砲座が配置されている。
建設には旧幕府兵卒200人および近隣住民100人が徴用され、昼夜兼行の突貫工事で造り上げたと言われる。


四稜郭に行ってみた
「箱館戦争絵図 函館市中央図書館蔵」

徴用された近隣住民は、手弁当の休み無しで堡塁作りに参加させられ、
あげくの果てには、堡塁は活躍もせずに放棄されてしまう。

榎本軍の資金不足により高い税金や通行料を取られたり、
箱館市街戦や榎本軍による射撃視界確保のための民家が放火されたり、
徳川擁護を掲げる榎本軍なんか、住民の目から見たら疫病神でしかなかっただろう。

まぁ、いつの世も変わらない事だとは思うけど。





【四稜郭・権現台場の戦い】

それは、1869年5月11日のことだった 

四稜郭に行ってみた
「箱館戦争絵図 函館市中央図書館蔵」


榎本軍の勢力はもはや五稜郭とその周辺を残すのみ。
この日は箱館戦争で最も激しい戦いが繰り広げられた日でもある。

新政府軍はまず3方から箱館を目指した。

箱館の北側から進撃し、権現台場と四稜郭へ向かった。
新政府軍は四稜郭からの頑強な抵抗にあい、攻撃を権化台場に向けた。
権現台場は五稜郭と四稜郭を結ぶ重要な拠点であったため、退却の道が絶たれるのを恐れた榎本軍は
四稜郭を放棄して五稜郭へと撤退した・・・・




その後、5月15日、弁天台場陥落(この日が新撰組最後の一日となる)
5月16日、千代ヶ岡台場陥落(ペリーと開国交渉を行った中島三郎助戦死
そして5月18日、五稜郭が開城し箱館戦争が終結。


(これらの内容は、こちらのページを参考にさせてもらいました)



なぜ、ここで四稜郭に関する歴史を語ったかというと・・・

四稜郭に行ってみた

コレを知らないと、たとえ現地に行っても「原っぱ」にしか見えないからだ。
せっかくメジャーな観光地を離れ、わざわざ見学に行くのなら、
コレくらい知らないと損をした気持ちになっちゃうかもね。




もし、四稜郭に行くのなら「大円寺」に立ち寄ってみてはいかが? 
享保7年(1722)、建誉上人が箱館本寺称名寺より阿弥陀如来像を奉じて無量庵を創立。
大正10年無量山大円寺と寺号を公称し現在に至る。
境内には、箱館奉行役宅墓、官修墓地、五稜郭築造の際の殉難者を埋葬した
無縁塚、旧幕府脱走軍、函館府在住隊の墓などが境内にあり、また土方歳三が埋葬されたという説もある。

四稜郭に行ってみた四稜郭に行ってみた
四稜郭に行ってみた

石碑の裏に刻まれている名前は「棟梁喜三郎」
石工喜三郎は、弁天台場や五稜郭の石垣を担当した有能な石工。

・・・工事で殉職した仲間を思い、設置されたものだろう。


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Posted by 「とうちゃん」 at 05:29│Comments(0)LOVE 函館
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