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2016年06月25日

国宝 彦根城天守閣と「井伊の赤備え」に感じる思い

国宝 彦根城天守閣と「井伊の赤備え」に感じる思い
【国宝 彦根城天守閣】

海を越えて、滋賀県彦根市から「とうちゃん」がお送りします。

近世の城で天守が残っているのは、ご存知のとおり、弘前、松本、犬山、丸岡、彦根、姫路、備中
松山、松江、丸亀、松山、宇和島、高知の12城。
このうち、国宝指定を受けているのは、松本、犬山、彦根、姫路そして松江の5城のみ。

意外に少ない現存する城と国宝指定に指定された天守閣。


国宝 彦根城天守閣と「井伊の赤備え」に感じる思い

彦根城は、徳川家康の命により、佐和山城を一掃するため、現在の
彦根山に1604年より築城開始、1622年に竣工した城。

すべてが新築されたのではなく、天守は大津城から、天秤櫓は長浜城から移築された。
そのため、天守は2年ほどで完成したけれど、城郭の完成は1622年とされている。

築城が開始された時代は、世の中も治りきらない1604年。
城郭が、戦争を前提に作られているのが、リアルに時代を感じるね。


国宝 彦根城天守閣と「井伊の赤備え」に感じる思い

彦根城は、徳川方最大の兵粮米を備蓄する軍事拠点であるとともに、
井伊家の軍勢は、西国の押さえという重要な役割を持っていた。


佐和山・彦根周辺は、古代から交通の要だった。
中山道と北国街道が分岐する陸上交通の要衝の地であるとともに、琵琶湖水運の拠点でもあった。
彦根城から、わずかに西に行くと関ヶ原にたどり着けるしね。


国宝 彦根城天守閣と「井伊の赤備え」に感じる思い
【佐和山の城跡】

「三成に過ぎたるものが二つある。島の左近に佐和山の城」
16世紀末に織田信長の家臣丹羽長秀、豊臣秀吉の奉行石田三成が居城とした佐和山城。
現在は写真のとおり、平地に現れた小高い山になっている。


国宝 彦根城天守閣と「井伊の赤備え」に感じる思い
【ご存知 ヒコニャン】
国宝 彦根城天守閣と「井伊の赤備え」に感じる思い国宝 彦根城天守閣と「井伊の赤備え」に感じる思い
【井伊直孝 「赤備え」の甲冑】

徳川家康が旧武田領を領する際、武田旧臣を配下に組み入れ、井伊直政の配下とした。
あわせて、武田の兵法を取り入れた「井伊の軍法」が武田旧臣らによってまとめられた。

「井伊の赤備え」
井伊の軍団は、甲冑や旗指物などを朱色で統一したことから、「井伊の赤備え」と称された。
「井伊の赤備え」部隊は、時代の精鋭部隊であり、徳川最強の軍団としてめざましい活躍を見せ、家
康の天下統一を支えた。


国宝 彦根城天守閣と「井伊の赤備え」に感じる思い
【夢京橋キャッスルロード】

国宝 彦根城天守閣と「井伊の赤備え」に感じる思い
【ひこね丼】

夢京橋キャッスルロードを歩きつつ、晩御飯を物色していると目に入った「ひこね丼」
近江牛すじ肉煮込みと赤こんにゃくの名物どんぶり。

牛肉の出汁の効いたご飯に、井伊の赤色をしたコンニャクの歯ごたえが面白い。


国宝 彦根城天守閣と「井伊の赤備え」に感じる思い

彦根市を1日で見て歩くなら。
もちろん彦根城を中心に観光することになるのだろうけど。
ちょうどいい距離だね、歩くには。

彦根城観光や赤鬼観光は、もちろん印象深く残っているけれど。
彦根城から望む佐和山城跡に感じる、石田三成の華やかで厳しい人生に馳せる思い。
そして彦根城や佐和山城の地理的な利点を、肌で感じることができて大満足の「とうちゃん」が
お送りしました。

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Posted by 「とうちゃん」 at 19:37│Comments(0)日本のどこかで
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