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2015年10月12日
国宝「湖城の天守閣」 松江市
【国宝 松江城天守閣】
2015年7月8日、松浦正敬松江市長の「松江城を国宝に!」というマニフェストが、
とうとう実現され、松江城天守閣が国宝に指定されました。
松江城天守閣は、国宝の一つで唯一の正統天守閣ともいわれている、レアものだ。
多額の懸賞金をかけて築城時期を特定できる資料を求めた結果、とうとう「慶長拾六年正月吉
祥日」などと書かれた祈祷札が発見された。
松江城は京橋川を外堀とする平山城で、宍道湖北側湖畔の亀田山に築かれ、日本三大湖城の一
つでもある。城の周りを囲む堀川は宍道湖と繋がっている。
築城の際には、亀田山と連なる宇賀山と呼ばれる丘陵を開削し、大量に出た土砂を城下の整備
に利用した。
戦国時代の残り香りが残されていた時代の、戦に配慮した造りの城だ。
【松江城 地下】
松江城は5年間で完成したといわれているが、そのうち3年間は基礎の石垣に費やされたらしい。
軟弱地盤であったため、人柱などの逸話も少なからず残されている。
盆踊りが一番上手な女の子を埋めたとか、息子の士官を求める虚無僧を埋めたとか。
そのためか、城が揺れるとの言い伝えで城下では盆踊りをしなかったとか。「小泉八雲 説話」
【松江城天守閣内】
松江城天守閣内は見学が可能であり、様々な資料が展示されている。
さすがに戦国時代の天守閣だけあって階段が急で、足腰に響くので要注意。
「とうちゃん」は、まだまだ行けるけどね!
松江城の築城からその後の歴史についての資料があり、この地方における松江城の重要性と発展が
よく理解できる、歴史の博物館として見学しても満足のいくレベルだ。
【堀川と舟運】
この堀を小船でめぐる「堀川めぐり」を楽しむことができるのも、松江の魅力。
「とうちゃん」のようにせっかちな旅人には、あまり向いていないかもしれないけれど、魅力あ
るベテランの船頭さんにガイドされながらの舟の小旅は良いものだ。
築城400年の時を越えて。
その姿を現在に残す堀の美しさ。
堀川には17もの橋がかかっている。
なかには橋桁が低いため、船の屋根を下げなくては通れない場所もある。
天井自体を下げる舟なんて、初めて見た気がするね。
【松江城下町】
武士の時代の風情を色濃く残している松江城の北東にある「塩見縄手」。
この周辺では、昔ながらの城下町の佇まいが、今も息づいていることを感じることができる。
日本人以上に日本を愛していた明治の文豪、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の旧居や数々の武
家屋敷が軒を連ねる。
武家屋敷の長屋門を眺めつつ歩く城下町。
北海道では感じることができないこの雰囲気に浸ること自体が「とうちゃん」の旅の目的のような
気がしなくもない。
【小泉八雲が愛した狐の像】
ちなみに「小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)」に関する資料館を覗いてみた。
「とうちゃん」が子供の頃から読み親しんでいた怪談が、外国人だった小泉八雲の著だったなんて、
そりゃ〜びっくりだ。
松江で一番びっくりしたかもしれないね。
「耳なし芳一」とか「雪女」とか、まさか外国人が書いたなんて思わなかったよ。
【米子空港に住む妖怪】
ガイドブックには、いろいろな観光名所が記載されていますが、主だった観光地は松江城の周辺に
集まっているため、「とうちゃん」のように徒歩で観光する客にとっては、ありがたい町でした。
通常の観光だったら、所要時間は1日で十分だと思います。舟観光をしないなら、全部徒歩で巡っ
ても半日くらいで足りるかな。
松江城周辺以外の観光地にいくならば、レンタカーが必要だね。
交通手段の確保に伴う時間調整は、資料が充実している松江歴史博物館で図りつつのプラン設計を
お勧めします。
以上、海の向こうから「とうちゃん」がお送りしました。
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Posted by 「とうちゃん」 at 14:26│Comments(0)
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