100年以上の歴史が創る味 「阿佐利」にて
ずっと前から気になっていた。
函館の大火にも負けず「あさり坂」の下に、今に形を留めるクラシカルな建築物。
創業は明治38年?34年?
函館の老舗のすき焼き屋「あさり」本店に行ってみた。
ワクワクしながら暖簾をくぐる。
ちょっとしたタイムスリップを体験している気分だ。
建物に染み込んだ歴史。
クラシカルなブラインド格子「欄間」も、壁も、そして天井も。
漂っているのは、濃厚な牛の脂と醤油の香り。
おそらく、1週間くらい閉店していても、この香りは漂い続けるんじゃないかな。
雰囲気のある廊下からは、中庭を覗く事が出来る。
高級感が溢れる和の雰囲気の中に、垣間見える生活感が、たまらなく素敵。
すき焼きの甘い味付け、牛肉の濃厚な旨味。
タレの旨味を逃さないタマネギ。
熱々の牛肉を、卵に絡めてご飯と一緒に頂く幸せ・・・・
たまりません。
平日のランチメニューは2種類。
Aランチ「牛すき、ご飯、みそ汁、香の物、水菓子、コーヒー」1200円
Bランチ「牛すき、ご飯、みそ汁、あつあつコロッケサラダ添え、水菓子、コーヒー」1400円
そう、メニューの違いは、コロッケが有るか無いかの違いだ。
ちなみに一階では、このコロッケが1個70円というお手頃価格で販売されている。
事前の調査により、この事実を把握していた「とうちゃん」は、
あえてAランチを注文する。
そう、食後は1階に寄って「牛肉コロッケ」を2つ購入しようと、ずるい事を考えていた。
来るべきコロッケに備えて、胃袋にはコロッケ2個分の隙間を空けておくことも忘れない。
期待に胸を膨らませる1階の惣菜売り場。
店員さん :「コロッケは売り切れです〜。昼前には売り切れちゃうんですよ!」
「とうちゃん」:「・・・・(分かっているなら、もっと作れよ)」
胃袋にコロッケ2個分の隙間を空けて、元町観光に繰り出した「とうちゃん」でした。
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