採れたての枝豆で作る 贅沢なずんだ餅! くるるの杜

「とうちゃん」

2016年09月25日 17:19



先日、ケチャップ作り体験のために訪れた北広島市の「くるるの杜」。
新鮮なトマトから作るケチャップが、とても美味しかったので、本日は「ずんだ餅体験」
に挑戦する「とうちゃん」一家。

ずんだ餅とは、すりつぶした枝豆を餡に用いる餅菓子で、東北地方の南部を中心に広がっている
地域の郷土菓子。
北海道では、けしてメジャーとは言えないスイーツで「息子」にいたっては、食べたことすらない。
生まれて初めて食べるずんだ餅が自分の手作りというは、とても幸せなこと
だと思う。




料理は、畑で枝豆を収穫するところから始まる。
根が浅い枝豆は、「息子」でも簡単に引き抜くことができる。




先生が教えてくれた。
根についている丸い玉の正体は?
この丸い玉は「根粒菌」といい、大気中の窒素を還元してアンモニア態窒素に変換させ、宿主へと
供給する微生物。
根粒菌にはアンモニアのお礼として、根粒内には枝豆から他の栄養がプレゼントされる。
人間関係で言えば相思相愛?の関係だ。

「とうちゃん」がすごい!と思ったこと。
人間が窒素からアンモニアを製造するには、水素と窒素を400–600度に加熱し、超高圧状態で直接
反応させて作られるのに、根粒菌は、それを常温常圧でやってのけることだ。
「息子」は、根粒菌をジャガイモの小さいものでは?などと鋭いことを言って
いた。



収穫した枝豆は、2株×3種類。
そのうち320gが、ずんだ餅の餡となった。

収穫してわかったこと。
枝豆は、枝葉から取り出すのには手間がかかるということ。
緑の豆は、大豆のように乾燥してから脱穀するのとは、かかる手間が違うということがわかった。
また、収穫した枝豆は、調理する直前まで枝はから落とさずに保存すると、品質の劣化を防ぐこと
ができるのは、他の野菜と一緒だ。



収穫したての枝豆を茹でていく。
この後、すりつぶすことを考えて、柔らかめに茹でるのがポイント。
20分くらいは茹でていただろうか。
軽く冷水にくぐらせて荒熱を取り、丁寧に豆を取り出していく。
取り出した豆は、薄皮も剥かなくてはいけないところが、大変手間がかかるところ。



豆の形がなくなってきたところで、砂糖をもっさり、塩を少々加えて、さらにすり潰す。
すり潰された豆から良い感じに水分がにじみ出てきて、いかにも餡という感じ仕上がってくる。



形を留める程度にすり潰した餅米に枝豆餡をコーティングして完成。
店でずんだ餅を購入すると、結構いい値段するじゃないですか。
あれは手間に係る経費が多く含まれているんだろう。




たっぷりと手間をかけて作ったずんだ餅は、格別に美味しかった。
今回、料理したずんだ餅は、たったの6個。
あっという間にペロリだね。


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