冬の幌加内町に行ってみた

「とうちゃん」

2011年02月08日 06:45



開通したばかりの「幌加内トンネル」を抜けて、真冬の幌加内町に行ってきた。

それにしても開通したばかりのトンネルは、気持ちがいいほど走りやすい。
昔のトンネルには、イロイロな設備やケーブルが迫り出して圧迫感があるが、
新しいトンネルは、非常にすっきりとしている。
トンネル照明が「ナトリウムランプ」「HIDランプ」に変わり、トンネルの中でも色をはっきり認識でき、
その鋭い色温度の光線で照らされるトンネルは、走る余計なストレスを感じさせない。


でも非常に残念なこともある。
幌加内峠には、すでに線路こそ撤去されていたけど、旧深名線の「跨線橋」があった。
幌加内トンネルの開通により、また一つ「深名線」の記憶が消えていった。







幌加内トンネルを抜け、幌加内の町に向かう途中には景観を楽しむ展望台がある。
夏には「蕎麦の花」で白く染まった景色が、今度は雪で真っ白に染まっている。


  月 独 村 霜
  明 出 南 草
  蕎 門 村 蒼  
  麦 前 北 蒼
  花 望 行 蟲  
  如 野 人 切
  雪 田 絶 切


という、白楽天の漢詩の最後の1行を検索してた思い出す。


・・・こんなステキな言葉をカッコ良く憶えていられる記憶力が欲しいね。








昼食はもちろん「幌加内そば」。
国道275号沿いにある「あじよし食堂」でいただいた。
極寒の幌加内町の冬に、あえての「冷やしたぬきそば」750円を注文した。
冬でも香りが高くオイシくいただける幌加内そばが大好きです。



この日は、幌加内町の人と話す機会があった。

とうちゃん:今年の幌加内町は寒いですか?
幌加内の人:そんなに寒くないよ。−30°を切る日も少ないね。
とうちゃん:近くの町では○○○cmも降って大変らしいけど、幌加内町はどうですか?
幌加内の人:うちの町でもそれ以上降っているけど、去年ほどひどくないから、少ない?イメージが・・・
とうちゃん:・・・お疲れ様です。

そんな過酷な地「幌加内町」の人たちを尊敬します。

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