「キッコーマン」へ工場見学に行ってみた

「とうちゃん」

2011年01月08日 11:53

正門をくぐると目の前には「kikkoman 萬」のロゴ。
平成20年に大文字から小文字へ、赤色からオレンジ色へ、「萬」の文字も追加された。




キッコーマンの語源は、野田醤油などの複数の醤油商標を統合したもので、
「亀甲萬」香取神社の亀甲と「亀は萬年」を掛け合わせたらしい。





建物の中は、正義の微生物たちの香りで満ちている。
おいしく発酵している香りだ。

さんまさんや醤油樽と記念撮影もしてみたりする。






工場に併設されている「もの知りしょうゆ館」
昔の醤油製造に使用された道具や各種資料の展示がされている。





こちらは江戸時代の醤油番付。
関脇にはキッコーマン(野田醤油)、行司はヤマサ。






世界各国で販売されていた昔の醤油ラベル。



醤油キッコーマン日本シェア30%、世界シェア50%。
特にアメリカにおける同社の醤油シェアは55%にも及び「キッコーマン」とは醤油のことを意味するほどだそうだ。



源氏物語で有名な「紫式部」膳の模型。
右下の茶色いものは「醤」。



醤油になる手前の大豆と小麦をオカズにしていたことに親しみを覚える。


この先は工場見学となり、写真撮影は禁止。

いくら自動化が進んでいる工場でも、基本は「発酵」。
ここを大事にしていることがよくわかる工場。
機械を作っている工場とは全然違う。

それにしても、とめどなく流れていく醤油のボトルが、どんどん製品になっていくのは面白い。
息子も、ボトルの流れに見とれていた。


あと「丸大豆しょうゆ」の意味を理解できた。

以前の製法では大豆をしぼって油を抜いてから醤油作りを行っていた。
「丸大豆しょうゆ」は、油を搾らずに、そのまま使用する。

その工程において「しょうゆ油」が発生し、これは自社工場内のストーブで燃料として使用するとのこと。




これほど充実した工場見学が無料というだけで驚きなのに、お土産の醤油までいただいた。




関連記事