ビビッと「旧函館公会堂」に行ってみた

「とうちゃん」

2011年09月02日 03:29

「基坂」を下から見上げると、誰でも思わず目を凝らしてして魅入ってしまう建物がある。

函館山を背景に、ちょっとグレーが混ざったような水色と黄色の粋なコントラストの配色。
目にも鮮やかな、オシャレな建物。


函館観光ガイドブックには、必ずのように掲載され、
時には表紙を飾るほどメジャーな観光地となっている「旧函館公会堂」






「函館観光」と言えば「旧函館公会堂」を想像する人も多いと思う。

メジャーで、必ず訪れる名所だけど、知人を案内するのに苦労するのが、
このような歴史的建造物だと、いつも「とうちゃん」は感じている。






1907年(明治40年)、函館の西部地区をほぼ全焼させた大火が発生した。
ハリストス正教会や以前の港倉庫群、当時使用していた町会場も、この年の大火により焼失している。
人一倍郷土愛の強い函館の古き良き粋な旦那の一人「初代 相馬 哲平」氏は、
全体で58,000円となった工事費のうち、50,000円の寄付を行い建築された。






最初は集会所としてだけじゃなく、商業会議所事務所、ホテル営業も構想にあったらしかった。
1911年(明治44年)には、大正天皇の滞在所にもなり、現在に置いてもその当時の家具などが配置されている。

札幌の豊平館と並んで、明治期のの洋風建築として注目されるほどの建築物。
それが、ほとんど一個人の寄付により作られたというのも、函館という町の素晴らしさだろう。
1974年(昭和49年)には、国の重要文化財に指定されている。






2階の大広間。
この広間では、どんなパーティが行われたのかな?
明治の時代、なじみの浅い外国への憧れなんだろうか?
洋風の大広間は、何とも言えない気品に満ちた雰囲気に溢れている。



・・・と言う事で、明治時代の貴婦人体験はいかがだろうか?
コチラのページに貸衣装体験について詳しく掲載されている。

モデルさんが美人だという事は、あえて特筆する必要はないかな?

ハイカラドレス体験(ハコダテ150)


雰囲気に溢れる衣装を身にまとって、
「とうちゃん」と一緒に明治時代にタイムスリップをしてくれるステキな方、
こっそり募集したい気持ちになるのは「旧函館公会堂」の魔力によるものと思われる。






バルコニーから見下ろす函館港。
見通しが良い景観は、気分が良いね。

でも昔は、もっと海が広かったんだろうな。





函館のように歴史が豊かな土地において、
観光を満喫するためには、函館の歴史を知る事は避けて通れないと思う。

場所ごとの函館の歴史は、簡単に知る事ができる。

でも歴史を、もっとオモシロく感じるためには、その歴史の点を増やして線を作り、
線が延びて面となる必要があると思う。

「コチラの建物は○年に○○氏が市民の為に建てた施設です・・・・」

と、言われても観光客の印象に残る事は少ない。

「とうちゃん」も、5年前に地方から観光で函館に訪れて「旧函館公会堂」を見学している。
でも憶えていたのは、キレイな外観と「貸衣装を着たお姉ちゃん達」だけだった。
もちろん、館内に案内などの説明が不足していると言う事ではない。


観光を満喫するためには、旅行者の努力も必要だと思う。
ほら、ディズニーリゾートだって、隠されたミッキーを見つけると嬉しくなるアレです。
ユニバーサルスタジをだって、映画を見てからじゃないと分からないでしょ。

函館もそうだよね。

・・・なんて、毎日のように函館観光をしている「とうちゃん」
ちょっとだけ思っちゃいました。



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