日本の道百選 赤松街道に行ってみた

「とうちゃん」

2011年07月29日 07:01


七飯町を縦断する一般国道5号の一部は、
通称「赤松街道」として、親しみを込めて呼ばれている。




1856年、箱館奉行組頭「栗本瀬兵衛」が故郷の佐渡から赤松の種を取寄せたのが七飯町の赤松のはじまりと言われ、
1858年には、ここで苗木となった赤松は、五稜郭周辺に移植されている。
五稜郭周辺の赤松とは兄弟分と言う事だ。
1892年、明治天皇の来道を記念して、一般国道5号沿いに植樹され「赤松街道」が作られた。
1981年、日本の道100選にも選ばれた。


この「赤松街道」、当時は函館市桔梗町~七飯町峠下までの14.3kmだったけど、その延長や本数は減っている。
それでも、ここ七飯町の「大中山~鳴川」は当時の赤松が残り、樹齢130年の赤松もあるとのこと。

なお、赤松は青森県が天然分布の北限とされている。
北海道の厳しい自然条件下で成育が難しいという常識にとらわれず、ここ七飯町で逞しく成長し続けている。




「赤松のトンネル」とはあまり言わないけど、そんな感じの道路だよね。
赤松が持つ威厳のあるオーラが、何気ない道路に歴史と風格を与えている。





こんな素晴らしい道路にも欠点はある。
雪が積もる北海道の冬。
赤松に積もった雪が落ちてきて車を凹ませるらしい。

・・・・確かにそんな感じがする。
景観が良いのは良い事だけど、車が凹むのも勘弁してほしい気がする。イロイロな意味で。



ちなみに「日本の道100選」。
日本の特色ある優れた道路104本が選定されたものである・・・
「104本かい!」って言いたくなるよね。

赤松街道以外には、
「大通り(札幌市)」「大三坂道(函館市)」「二十間道路(新ひだか町)」
が選定されている。









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