不漁が続く函館で 生け簀イカを堪能

「とうちゃん」

2012年11月19日 05:39


 先日、テレビのニュースを見ていると。
 この秋、函館市のイカの水揚量が、大変減少しており、卸値が昨年の2倍ほどに高騰しているらしい。

 原因は、海水温の上昇にあると、専門家達は考えている。
 イカに適した水温が18℃〜22℃で、今年の記録的な残暑により函館近海の海水温度が上昇し、函館
近海からイカを追い出してしまった。
 もちろん、不漁があれば豊漁もある。
 今年は知床羅臼のイカが、記録的な豊漁になっている。






 つい先日、函館朝市にある活イカ釣りができる店に立ち寄った。
 「とうちゃん」は、早朝サイクリングをした時、おにぎりを片手に1人で立ち寄ることもある。
 今日は、遠くから来ていただいたお客を案内がてら、活イカ釣りに立ち寄ってみた。


【函館朝市】
 
 活イカ釣りは時価で、日ごとに値段が異なる。
 この日(11月11日)は、810円
 思っていたよりは、高くない値段が設定されていた。
 時期によっては、1000円以上の値段が付けられる時期もあり、お客連れで810円は「とうちゃん」
的に高くないと思える値段。
 時期によっては、500円台の値段が設定されていることもある。

 
 イカを釣り上げるのは、遠くから来たお客じゃなくって、もちろん「息子」。



 生け簀イカ釣りでは、耳に張りを引っかけるのがポイント。

 四苦八苦の末、釣り上げる「息子」。 
 湧き出る愛嬌、振りまく笑顔、周囲の観光客達もカメラを向けていた。


 見事な手つきで裁かれていくイカ。



 切り取られた内臓を求めて立ち上がるのは、イカゲソ。
 切り裂かれた身は、元の形を保とうと丸まろうとする。
 身を包み込む皮は、危険を感じているのか?刻々とその色をキラキラ変化させていく。



【捌く人により、盛りつけ方、捌き方が変わるのも面白い】
 
 あっという間に、美味しそうなイカ刺しができあがる。
 透きとおるイカの身。
 動くイカゲソは、醤油に付けると緊張して身を強ばらせる。

 それが、また良い食感を生むんだけどね。




 それにしても、綺麗な刺身だ。 
 新鮮な朝イカは、確かに美味しいけれど。
 命の痕跡を多分に残す生け簀イカは、これまた別次元の美味しさだ。



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