鮭の頭を輪切りにして「氷頭」と「腎臓」を調理した

「とうちゃん」

2011年11月07日 05:30

幸運にも、北斗市のイベントにて3匹の鮭を捕獲した「とうちゃん」一家。
頂戴した命は大切に、感謝と心を込めていただくのが「とうちゃん」一家のポリシー。




【皆様に爽やかな秋を届けたくって】



先日の「白子料理」「心臓とホルモン」に引き続き、
今日は「氷頭」「腎臓」の調理に挑戦だ!



ココから先は、ちょっと血まみれな画像もあるので、
「そんなの・・・見たくない!」って言う人は、見ないでね。

鮭の頭部の断面って気になりませんか?

頭部は、あら汁として食べる事はあるけれど、「氷頭」を取り出したのは初めての経験。
何処まで軟骨が伸びているんだろう・・・

と、言う事で頭部を2カ所輪切りにしてみた。

意外なほどに、包丁がスッと入って切りやすい。






一番右側が鼻先。
一番左側の中心に見えるのが「脳」かな?
断面積が大きくなるにつれて「骨」が大きくなってくる。
やはり「氷頭」は鼻先を使用するのが正しいと言える。








薄く切った「氷頭」を明かりに透かしてみる。
古民家の欄間のような模様が綺麗だ。
本当に不思議な食べ物。


薄く切った「氷頭」に、塩をふって水を抜く。
その後、「とうちゃん」お手製の塩麹(2ヶ月熟成)にて漬け込む。
ちょっとだけつまみ食いしたら、皮に溜め込んだ脂の量が多く、とってもコッテリとした味わい。
「氷頭」は、皮が厚くなっている「ぶなさけ」の方が美味しいね。

「氷頭」の下には硬い骨も多いので、切り落とした方が美味しくいただける。

また、唐揚げにして「南蛮醤油」に漬け込んで食べる料理もあるらしいが、今回は見送った。








「めふん」とは、鮭の中骨に沿って付いている腎臓の塩辛。
「ぶなさけ」の腎臓が材料として良いとされるらしい。
「めふん」は、酒盗界のルパン3世だと「とうちゃん」は思う。
見た目とは違う、シャッきりとした食感に濃厚すぎる磯の旨味。


また、「腎臓」には、ストレスを回復させる栄養素であるビタミンB12や鉄分が豊富に含まれている。
ストレスの多い現代社会に望まれる食材であるにも関わらず、残念ながら流通の少ない食べ物。







3日間ほど、塩麹に漬けこんだ「めふん」を、雪のように白い大根おろしと一緒に食べてみた。

イイね。
大好きです。

「とうちゃん」の家の冷蔵庫は「夢」と「希望」と「鮭」で、まだまだ溢れている。



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