とことん遊ぶぞ 北海道! › 北海道のイベント! › 「クリスマス史」を学んでみた「きよしこの夜」
2011年12月25日
「クリスマス史」を学んでみた「きよしこの夜」

「函館クリスマスファンタジー」で過ごしてみたクリスマス・イブの夜。
いつにも増して人で溢れていた会場に、ゲストで招かれていたのは林田健司さん。
彼が歌ってくれた曲で一番心に残ったのが、アカペラで歌ってくれた「花に水やるラブソング」。
「とうちゃん」の青春真っ盛りによく耳にした曲だ。
「息子」を抱きながら生歌を聴けるなんて、若かりし頃は想像もしなかった。
恋人達にとってのクリスマス・イブと言えば・・・・・だけど、
子供達にとってクリスマス・イブと言えば、サンタさんから「プレゼント」が貰える日。
1年間、良い子にしていた事が報われる瞬間だ。
「息子」の夢を壊させないためにも「とうちゃん」と「かあちゃん」は、
会話はもちろん、テレビの番組の内容にさえ気を配らなくてはいけない。
【クリスマスとは?】

クリスマスという宗教的イベントの起源は、古代メソポタミアの「ユールの丸太」という冬至の祭り、古代ローマの農耕神サトゥルナリアの祭り、ペルシャのミトラ教の太陽神を冬至に祝う「ブルーマリア祭り」などの冬至に関する祭りをキリスト教に取り込む事により、同一化を計っていたものだろう。
そもそもキリストの誕生日が12月25日と定められたのは325年のことであり、それ以前の聖書にキリストの生誕日ついての記載は無かった。教会が公式にキリスト生誕を祝うようになったのは354年。
サンタクロースのモデルとなった「聖ニコライ」が生まれたのは270年頃だけど、
彼がサンタクロースとして、世間に広がっていったのは6世紀以降の話。
300年以上も後の世で、伝説が一人歩きした「聖ニコライ」。

クリスマスツリーの木は、モミの木である事はご存知の通りだけど、由来が興味深い。
「聖ポニファティウス」がドイツへ伝導中、異教の人々の信仰対象であった「樫の木」を切り、
その代わりとして「もみの木」を信仰の対象とさせたことが始まりという伝説がある。
切り倒すところが「キリスト教」の伝導っぽくて面白いね。
そして「エデンの林檎」を「もみの木」に飾り、クリスマスツリーと言う風習が生まれていった(かも)。

16世紀になると、キリスト聖誕祭が各地で見受けられるようになる。
日本では、1549年フランシスコ・ザビエルにより祝われたのが最初とされているが、
正式な記録では1553年イエズス会の布教が行われた山口におけるものが最初。
その当時、クリスマスの事は「ナラタ」と呼ばれていた。
世界では、クリスマスを禁止するところも出始める。
その理由としては、原始的な冬至の祭りを起源としていたせいなのか、
「暴飲暴食・姦淫・浪費・賭け事」などの悪徳が行われてしまうためらしい。
・・・・あれ?

1700年頃に、キリスト生誕を讃える賛美歌が生まれてくる。
クリスマスの時期に、今も耳にする「諸人こぞりて」「きよしこの夜」などの歌だ。
三百年も前の歌が、現代でも歌われ続けているのは、凄い事だよね。
子供の頃「とうちゃん」は、「きよしこ の 夜」だと思っていたことは内緒の話だけど。

1800年頃になると、クリスマスが文学作品に登場してくる。
いよいよ一般市民にも定着し、重要な季節のイベントとして認識され始める。
1882年には、なんと「クリスマスツリー用の電球」が開発された。
クリスマス用電球に130年もの歴史が込められていたなんて。
これが今日一番の豆知識だね。



信仰心が薄い日本人にさえ、すっかり定着したクリスマス。
この時期には、いろいろな場所で「サンタクロース」に出会う事が出来る。
「息子」は、色々な意味で「サンタクロース」が大好きだ。
どのように「サンタクロース」を理解しているかは知らないけれど。
ある意味、正しい理解の仕方かもしれないね。

にほんブログ村
森と湖そして定山渓ダムに親しむ非日常体験!
幸せの蹄鉄 カルチャーナイトin札幌競馬場
呆れるほどの晴天に描かれる軌跡 札幌航空ページェント
ドッキドキ!縄文式土器を焼いてみよう! 北海道博物館
身近に潜んでいる技術を感じつつ 寒地土木研究所一般公開
笑顔が溢れる SAPP‿RO Flower Carpet
幸せの蹄鉄 カルチャーナイトin札幌競馬場
呆れるほどの晴天に描かれる軌跡 札幌航空ページェント
ドッキドキ!縄文式土器を焼いてみよう! 北海道博物館
身近に潜んでいる技術を感じつつ 寒地土木研究所一般公開
笑顔が溢れる SAPP‿RO Flower Carpet
Posted by 「とうちゃん」 at 07:23│Comments(0)
│北海道のイベント!