とことん遊ぶぞ 北海道！ › 北海道のグルメ › 滝川市から羊へ感謝の気持ちを込めつつ 「ラ・ペコラ」
2011年12月13日
滝川市から羊へ感謝の気持ちを込めつつ 「ラ・ペコラ」
羊に感謝の気持ちを込めて「羊を丸一頭まるごと使い尽くす料理」を普及させるために。
命への敬意と感謝を感じる素晴らしい言葉だ。
羊料理を学ぶため、モンゴル・スイス・イタリアと世界を渡り歩き羊料理を学んだ河内シェフが、
平成２年に滝川にオープンさせた店「Ｌａ・ｐｅｃｏｒａ（イタリア語で「一匹の羊」）。
機会に恵まれて２度ほどランチを頂きに訪れたことがある。
このサラダは、ランチコースのサラダでは無いけれど。
意外にさっぱりとした羊肉と濃厚なチーズの匂いがダイナマイツな一品。
今でも憶えている味、食感そして匂い。
思わずため息が漏れるほどの一体感のある美味しさだった事を良く憶えている。
【アラビアータ】
赤唐辛子を利かせたクリーミーなトマトソースの手打ちパスタ。
イタリア料理では、唐辛子を利かせたトマトソースのことを「アラビアータ（怒り）」と言う。
辛さから沸き起こる食欲がノンストップ。
【サルシッチャのホワイトソース】
サルシッチャとは、イタリア語でソーセージの事をいう。
超粗挽きのジューシーなソーセージが、ホワイトソースと絡みあう美味しさは必食だろう。
この状態でプリプリ感を維持できるソーセージも凄いと思う。
北海道産小麦の香りを感じることができるパスタも良い。
違いが分かる？小麦粉系「とうちゃん」としては、見逃せないお得ポイントだ。
【桜のアイス】 【濃いコーヒー】
食後の爽やかな「桜のアイス」でランチを締めるのも良いけれど、
ドッシリとした満足感を楽しめる濃厚なコーヒーが「ラ・ペコラ」のランチに似合うと思う。
【地下のワインセラー】
ちょっとだけ覗かせていただいたワインセラー。
イタリアのワインを中心に、世界のワインが保管されているけれど、
せっかくだから、山崎ワイナリーや鶴沼ワイナリーなどの北海道産ワインはいかが？
「ラ・ペコラ」では、通常の食事以外にも、
イベント・野外パーティーの企画・料理等の手伝いも行っている。
羊の丸焼き（ボイル野菜又は生野菜付き）１０万円（約100人分）
ﾓﾝｺﾞﾙ鍋「シュウ・パウ･ロウ」（ジャガイモ にんじん 大根）１０万円（約100人分）
「とうちゃん」と一緒に羊パーティしてくれる人いませんか？
９９人募集しています。
せっかくなので、
ちょっとだけ【滝川市と羊との関係】について。
出会いのきっかけは、大正時代に役人の制服や軍服に使用するための緬羊を飼育した事に始まる。
北海道では、札幌市月寒と滝川市に種羊場を設けて大量飼育を行ったが、
勿体ない事に日本では、羊肉を食べる習慣が無かったため肉を廃棄していた。
捨ててしまう羊肉を有効に活用しようと生まれたのが北海道遺産でもある「ジンギスカン」。
滝川市は、タレに漬け込むタイプのジンギスカン発祥の地だ。
ちなみに札幌ジンギスカンは、焼いた羊肉にタレを付けて食べる。
同じ「ジンギスカン」という料理だけど、異なる料理になっている。
残念な事は、ジンギスカン発祥の地である滝川市でさえ使用されている羊肉のほとんどが、
オーストラリアやニュージーランドからの輸入物となっていること。
産地でありながら輸入羊肉を使用する大きな理由は、
国産羊肉に比べて１／３程度の価格メリットにある。
様々な調味料により羊肉の匂いを消すタレ漬けジンギスカンには、産地であるメリットが少ないのかもしれない。
「ラ・ペコラ」のように、
羊肉の香りを消すのではなく、羊肉の特徴を引き立てる料理こそ、
産地のメリットを堪能できる料理と言えよう。
【羊肉について】
羊肉には、体内のコレステロールを減らしてくれる不飽和脂肪酸が含まれ、
脂肪を燃焼させる「カルチニン」が多量に含まれている。
小さな頃から羊肉を好んで食べる「とうちゃん」のボディが、
貧弱でガリガリで骨張っている理由は、ここにある気がしなくもない。
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Posted by 「とうちゃん」 at 06:35│Comments(0)
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