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とことん遊ぶぞ 北海道! › その他 › 鮭に捧げるアイヌ人達の敬意の念

2011年10月14日

鮭に捧げるアイヌ人達の敬意の念




アイヌ人と鮭。

狩猟民族であるアイヌ人にとって、川で得られる恵みの中でも鮭は、
「カムイチェプ」(神の魚)と呼ばれる大事な魚だった。


漁期が近づけば「天の川」で漁の豊凶を占った。
最初に上って来た鮭を捕らえ、神に捧げる「アシリチェップノミ」( 新たなる鮭の祈祷)を行い、
イナウ(inaw)とトノト(tonoto どぶろく)を共に捧げて祈った。
このように鮭にまつわる儀式も多く残されていた。




W字型をしたカシオペア座の事をアイヌ人達は「ヤーシ星」と呼ぶ。
これは、2艘の丸木舟の間に網を張って漕ぎ、サケを追い込む「ヤーシ漁」(網漁)から名付けられたものだ。



漁期には物忌みが守られ、生理中の女性は川に近づくことを許されなかった。
女性の生理・出産に関する物忌みは、アイヌ文化だけでなく、よく聞かれる話だよね。

・・・これには、どんな意味があるんだろう?
いろいろな文化で共通に見られる風習って、意味がありそうだけど。




アイヌ文化の素晴らしいところ。

資源を神の恵みと考えて、必要以上に獲らないところだと思う。

遡上するサケを河口のコタンで独り占めはせず、上流部へもいきわたる様に節度を持って獲る。
チポロ(筋子)やウプ(白子)を持った美味いサケを狙うのではなく、
産卵を終えて弱ったサケ「ホッチャレ」を重点的に獲った。
「脂肪が抜けきった「ホッチャレ」のほうが保存に向く」という事情もあったらしいけど、
文化と伝統の中で、神への尊敬と資源の保護がうまくバランスを保っていたんだろう。



食材を、神の恵みではなく価値を有する「富」として考える和人

食欲ではなく、物欲による資源の確保。
これでは乱獲になり、枯渇する事が目に見えている。
資源の確保の必要性を感じた和人は、鮭を禁漁にして資源の保護を図る。
その結果上流コタンの食料確保が難しくなり生活が壊れていってしまった。




獲られたサケは、一部を当座の食用に回し、他は保存食に加工した。
腹を割いて内臓を取り除き、戸外の物干し棚(クマ)にかけて乾燥させる。
屋内の囲炉裏の上に吊り下げ、燻製にする。あるいは雪の中に埋めて凍らせる。
食べる際は水で戻し、魚油を加えて旨味を足しながら煮込む。




凍った鮭をスライスし、火にあぶって解かし、少量の塩で味をつけて食べる料理が「ルイベ」。

以前、ロシア語を学んでいた時に「ルイベ」は、ロシア語が語源になっていると聞いた事がある。
ロシア語で魚の事を「リーバ」と呼ぶからだろうか?ロシア語で「イクラ」は、魚卵を意味するからか?
意味から考えるならば、アイヌ語が語源となっていると思う。
「ルイペ」で、「ル」が「溶ける」、「イペ」が「食べ物」、まさに「ルイベ」だ。


アイヌ料理は阿寒湖畔の観光コタンなどで味わうことができるらしい。
機会を見つけて「アイヌ料理」のレシピを探して、作ってみたいものだ。


(参考 wikipedia)
(写真は、旭川郷土博物館で撮影)


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Posted by 「とうちゃん」 at 05:58│Comments(0)その他
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