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とことん遊ぶぞ 北海道! › 北海道開拓に思いを馳せる › 北海道遺産「勝山館跡」に行ってみた

2011年06月08日

北海道遺産「勝山館跡」に行ってみた




松前氏の祖であり、北海道開拓神社にも祭られている武田信広が、
15世紀後半頃に築いた館で、政治・軍事・北方交易の一大拠点とした「勝山館」に行ってみた。

道内に残る中世の館跡では最大のもので、国指定史跡で北海道遺産にも登録されている。











まずは「上之国勝山館跡ガイダンス施設」にて館について勉強してみる。

瀬戸・美濃焼・中国製青磁などの5万点をこえる国内外産陶磁器や金属製品、
木製品など10万点余りの出土品、建物・井戸・空壕・橋などの跡が多数見つかっている。
また、当時アイヌの人々が使っていた500点余の骨角器が出土している。
中世史研究の第一人者網野善彦氏は「この館にアイヌと本州人が混住していたことは、
ほぼ明らかといってよいのではないだろうか。」(「日本海と北国文化」「北国の社会と日本海」小学館刊)
と述べている。興味尽きないテーマを与えてくれる史跡。

(上ノ国町HP 参考)




長禄元(1457)年に「コシャマインの乱」と呼ばれるアイヌの武力蜂起が起き、
道南12館は花沢館を除き落城。
「コシャマインの乱」を鎮めたのは武田信広で、
信広は乱後に花沢館主蛎崎季繁の養女で安東政季の娘を娶り、翌年洲崎館を築き居館としたが、
その後、信広は地の利があり眺望の利く勝山館を築き移り住んだ。

永正11(1514)年に2代目光広は松前大館に本拠を移すと、勝山館は城代支配となった。
その後、「タナケシの乱」、「タナコナの乱」等のアイヌの武力蜂起や、城代基広の惣領家への叛乱等
で勝山館周辺は絶え間なく武力衝突が起こっていた。
文禄5(1596)年に松前慶広は豊臣政権下の大名として認知され、
この頃上の国に檜山番所を置き、勝山館を廃したといわれている。


(HP 北の城塞 参考)






この施設は墳墓の上に作られていて、施設内にいながら墳墓の発掘現場を体験できる。
この館は、コシャマインの乱を平定した後に建てられたものと言われている割には、
墳墓の配置について、和人とアイヌ人が混在しているように見えて、意外に差別的なものは感じない気がする。
しかし埋設の仕方はそれぞれ違い、和人は北枕で膝を抱えて、アイヌ人は東枕で直立で。




まずは、勝山館を見下ろす事ができる夷王山に、ダッシュで駆け上ってみた。




館跡はもちろん、上ノ国の市街、遠くは江差の町を見渡す事ができる絶景。
山頂には「夷王山神社」祭神は「武田信広」???
現地の案内板には「薬師如来」って書いてあったけど。





最近作られたようなプレハブっぽい造りになっている。
中はどうなっているんだろう。
6月19日に、「夷王山まつり」が開催されるので、できれば来てみたいな。



夷王山から駆け下りて、アップダウンの丘を超えて、館跡に到着した。



(館裏口の搦手から)     (館神八幡宮跡地)


勝山館の前方は武士達の力によって、後方の搦手は神社や祖先の英霊達によって守られていたらしい。
そのため、後方に墳墓が集まっている。

・・・でも、墳墓に混ざって、ゴミ捨て場もあったけど。


この館神八幡宮は、文明5年(1473年)武田信広が勝山館内に館神として創建した社。
上ノ国八幡宮に引き継がれて、今に至っている・・らしい。





意外に、良いもんだ。
なにも無い山城の跡地を巡ってみるのも。






中央の通りを挟んで、両側には家や倉庫が並び、正面には櫓門が見えていたのだろう。




(城代の住居あと)     (館正面の切り立った丘と柵)

櫓門をくぐると、すぐに配置されている城代住居。
昔の城代は、一番奥ではなく、一番戦闘が激しくなりそうな前方東側地域に居を構えていたところが、
非常に好感がもてるところ。


さすが、和人が最初に移り住んだと言われる地域だけあり、歴史がてんこ盛りだ。
町にある寺院も道内最古級のものがある・・らしいけど、今日はクタクタだ。


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