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2011年01月04日
サッポロビール博物館に行ってみた その1



入館料は無料。
9:00~17:30まで営業。
月曜は基本的に休館日となっているが、2月と夏の期間は休まず営業するらしい。
駐車場も無料。そこそこの台数が駐車できる大きさ。
この建築物の歴史をは、
「札幌製糖会社の工場として1890年(明治23年)に建設されたもので、
1905年(明治38年)には当社の前身の札幌麦酒の製麦所に改修されました。
旧北海道庁とともに明治の面影を残す数少ない貴重な文化遺産であり、
「札幌苗穂地区の工場・記念館群」の一施設として北海道遺産に選定されています。」
(サッポロビール博物館HPから)
いきなり目につくオブジェの樽には文字が書かれている。

「麦とホップを製す連者(れば)ビイルとゆふ酒に奈(な)る」と書いてある樽は、
官営「開拓使麦酒醸造所」開業式で展示されていたものを再現したオブジェ。
まったく味がある建物だ。
時がしみ込んだレンガも土台の札幌軟石もイイ感じ。

札幌軟石の基礎と修繕した後の様子。
博物館の見学は3階から。
明治の初期、工場の創業当時は「瓶」を製造する施設が無く苦労したそうだ。
輸入ビールやワインの空き瓶が使用されもしたらしい。

また気密性に優れた「王冠」が開発されるまでは、コルクや針金で封をしていたので、品質に差が生じたそうだ。
その後、札幌ファクトリー周辺に瓶工場ができ、これらの問題が解決されていった。
簡単に言えば「美味いビールが手頃になった」ということだ。


ビールと言えばホップだろう。
ビール製造が盛んなヨーロッパでは8世紀から栽培されていたらしい。
ホップはビールに香りと苦みを与え、清く澄ませ、腐敗を防ぎ、泡持ちを良くする。
まさにビールの特徴はホップの効能でもある。
ここでは実際にホップの香りを楽しむこともできる。

「煮沸釜」

釜の高さだけでも6.5m。全高約10m。
麦汁を煮沸するためのもので、ここでホップを加えて苦みと香りがつけられる。
目の前で見ると壮観だ。
この博物館を見ただけでは確認できなかったが、リボンシトロンなどを製造するときに使用されるシロップって、
アルコールを製造するときの副産物なのかな?
余市町にあるニッカウイスキー工場でも生産されていたことを思い出した。

その2につづく。
北海道遺産「江別のれんが」を訪ねて セラミックアートセンター
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Posted by 「とうちゃん」 at 07:35
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