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とことん遊ぶぞ 北海道! › LOVE 函館 › ご縁があって函館市「高龍寺」の本堂を拝観!

2012年08月19日

ご縁があって函館市「高龍寺」の本堂を拝観!

 見慣れているけど、常に新しい発見をもたらしてくれる函館市。
 週末の函館観光に精を出す「とうちゃん」が高龍寺を訪問するのは、もう10回目
くらいだろうか。
 ちなみに、ブログに書くのは3回目だと思う。




 函館市船見町にある曹洞宗高龍寺は、函館に現存する最古の寺院としても知られている。
 見事な山門(1911年建立)の装飾やフランス積みの煉瓦壁の素晴らしさに、通りすがり
の人々の目も、ついつい引き寄せられてしまう。
 
 特筆したいのは、山門に施された彫刻の神々しさ。
 過去に撮影した写真を並べてみると、意識していないけど、毎回のように同じ写真を撮影
している「とうちゃん」がいるし。
 


 
 


【水が薫る 水盤舎】

 
 
 しかも今日の素晴らしき日は、ご縁があって本堂や歴代住職や五百羅漢を祀る開山堂
(1900年頃の建立 2003年外壁改修)まで拝観させていただけた。

 「とうちゃん」の日頃の善行の賜物と言える。
 

【本堂外観】 
 
 釈迦無尼仏を祀る本堂は、1900年に建立された高龍寺でも最古の建物で、明治40年の
函館大火の難にも負けず「とうちゃん」の目を今日でも楽しませくれる。


 四方に庇屋根を延ばした「入母屋瓦屋根」、その下に裳階(もこし)という庇屋根を正面
から側面にかけて回し、二層構造の優美な姿。
 周囲に下屋と縁をめぐらせ、東西に回廊が付属しています。
 建築は、越後・柏崎出身の名匠、4代目篠田宗吉を中心とした大工や彫刻師、鋳物師らで、
建材を越後から運んで建てました。
 受処のある庫裏(くり)から廊下を通って案内された堂内は、39本の太いケヤキの柱と梁
で構造を支えて作った力強い内部空間。
 その重厚さの中央にきらびやかな須弥壇があり、釈迦三尊が祀られています。

【函館市公式観光サイト から抜粋】



【本堂 全体】


【須弥壇】


 
 俗っぽい「とうちゃん」だけど、荘厳な須弥壇の前に立つと、神々しさって言うのかな?
そんな雰囲気に圧倒されてしまう。
 須弥壇も素晴らしいんだけど、天上を見上げてみると、さらなる感動に襲われる。
 刺激に慣れている現代の「とうちゃん」ですら、これだけ感動してしまうんだ。
 昔の人々が、この本堂に極楽浄土を感じていたことは、容易に想像できる。



【本堂の釘隠し】
 
 昔の建築物を見学するときに「とうちゃん」が注目するスポットの一つが「釘隠し」。
 この何気ない建築のワンポイントに、建築家と所有者の粋とセンスが現れてくると思う
んだよね。
 そして高龍寺の「釘隠し」は、今まで見てきた「釘隠し」のなかでもダントツのゴージ
ャスさを誇ると思う。

 
 参考までに箱館奉行所内の一番格式高い大広間の「釘隠し」の写真を掲載してみるね。
 比較すると、高龍寺のゴージャスさを分かっていただけるのと思う。

 「粋」という意味では、旧相馬家の「釘隠し」も相当なものだけど、さすがに高龍寺の
「釘隠し」のゴージャスさには負けてしまう。





【開山堂】

 歴代住職や五百羅漢などを祀る「開山堂」の外観は真新しいけれど、この建立時期は本
堂と同時期(1900年頃)になる。
 見かけの真新しさに惑わされて「とうちゃん」は、「堂の建立は最近?」って、見学時
にすら勘違いをしていた。
 
 

 【開山堂に続く回廊と堂入口の扉】

 何気ない回廊の床や壁面から感じる時間の流れ。
 長い年月を経た建物であることを、回廊の雰囲気からも実感できる。
 また、開山堂の入口の扉に注目したい。
 天災に備える商人が構える蔵の様な丈夫な作りだ。
 
 
 
 
 明治の時代、繁栄していた函館西部地区の面影。
 度重なる火災に備えた寺院の作り。
 そういった事に注目して拝観する高龍寺も大変オススメだと思う「とうちゃん」でした。
 

 【本ブログは、以前他のブログサイトで書いた記事のリメイクです。】

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Posted by 「とうちゃん」 at 07:00│Comments(0)LOVE 函館
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