待ちに待っていた夕暮れ
「はこだてカルチャーナイト」。
札幌市に住んでいた頃は、毎年参加していた知的な夕暮れのひと時。
昨年は、iPhone4sの発売と重なり、気づいた頃には終わっていたんだよね。
あの日の残念感は、忘れることができない。
そんなこんなで開催されるイベントの内容、所要時間に、開催場所ついて、検討に検討を重ねて、巡
るルートを決定させる。
時間に厳しい制限が加えられる魅力的なイベントを軸とするのか、イベント会場の数をこなしていく
ルートを選択するのかが難しいところ。
【北海道警察 函館方面本部】
パトカーや白バイの展示、警察の装備品の試着などが体験できる。
函館市内のイベントでは、馴染みが薄い、警察関連のイベントだ。
パトカー試乗は意外と多いけれど、警察装備品の試着ができるイベントは、そう多くはないぞ。
注目したいのが
「似顔絵作成実演」だ。
犯人逮捕に繋がる情報を取得するために作成される似顔絵。
普段なら、まず書かれる事は無いと思われる、警察官が作成する自分の肖像画。
せっかくなので出来れば、犯人っぽく書いて欲しいけれど、モデルが可愛いので難しいかな?
魅力的なイベントだけど、先着20名という厳しい参加条件がある。
しかも、体験時間の所要時間が、一人あたり30分弱。
似顔絵を描く人は2人なので、待ち続けても体験が出来ない場合もあるらしい。
もし仮に、10番目に参加する権利を取得したとしよう。
待ち時間は、2時間近くに及ぶこととなる計算になり、他のイベントへの参加が難しくなる。
じゃあ、どうすればイイのか?
開始45分前に並んだ「とうちゃん」の番号は、余裕の
1番目だった。
ちょっとだけ早く並ぶ事で、貴重な時間を有効に使える。
ちなみに、2番目に並んだ人は、40分前くらいに並び始めていた。
【函館地方裁判所】
裁判所のイベントは、函館において非常にレアイベント言えるだろう。
「とうちゃん」人生でも、御用があって裁判所を訪問する機会なんて、良い意味でも悪い意味でも一度
も無かった。
「とうちゃん」的には、裁判所が一番面白かった。
面白かったと言うか、勉強になったね。
クイズラリー方式で裁判所内を散策していく。
もちろん、小ネタが満載だ。
刑事と民事の法廷は別れていて、裁判官の椅子は、刑事より民事の方が立派だったこと。
裁判員裁判用の法廷があること。
調停部屋の質素な椅子が、生々しく現実的な雰囲気を醸し出していること。
裁判って傍聴できるって聞くけど、本当に傍聴できること。
など、気づいた事がイロイロあった。
近いうちに、本物の裁判を傍聴してみたい気持ちでいっぱいだ。
【NHK函館放送局】
見学する機会が、意外に少ないNHKのスタジオ見学。
テレビで見かける番組を収録するスタジオ、耳にするラジオ放送を録音するところまで、見学できる
機会は多くないぞ。
プロが使用する(高級)放送用機材に、触れる事が出来ちゃう。
子供達が楽しそうに触れている放送用カメラの値段は・・・・、壊したらどうするんだろう。
「息子」は、スキップバック撮影が気に入ったようだ。
撮影した映像は、数秒遅れて画面に現れてくる。
このタイムラグは、「息子」の興味を惹くとともに、地震などの有事の際に重要になってくるらしい。
もちろん「とうちゃん」のお気に入りは、衛星通信車。
搭載されている機材にSONY製が多い事が、大変意外なことだ。
NHKの衛星通信設備に食い込むなんて、SONYもやるもんだね。
【NTT東日本とdocomo】
展示されているのは、馴染み深い衛星通信車。
NTTは、全道各地で開催されるイベントに積極的に参加しているため、内容は馴染みあるものが多か
った。
docomoの端末を利用して遊んでみたり、クイズに答えて景品を頂いたり。
【函館市役所】
函館市役所では、市長室や議場の見学ツアーが開催されていたが、参加人数が10名×2回(先着順)と、
非常に参加条件が厳しいものだったため、魅力的だけど早々に諦めたイベント。
見学ツアーの他には「市電運転シュミレーター」、「電停輪投げ」、「ビリビリ棒電.ver」などが企
画されて、大変な混雑を見せていた。
【日本銀行函館支店】
お金に隠された、芸術とも言える様々な秘密ついて勉強できるイベント。
知っているようで、知らない豆知識が満載だ。
1万円札の顔になった「息子」の寄り目が痛々しい。
ブラックライトを使って、特殊インクを発光させてみる。
拡大鏡を使用して、日銀工芸官が自慢の技術を覗き込んでみる。
「とうちゃん」の疲れ目では確認できなかったほどの細かな彫刻が、そこに存在している。
線と思っていたのに、文字の集合体だったりとね。
この原盤が手彫りってところがスゴいよね。
流通している間、ボロボロになったお札は裁断されて廃棄される。
「息子」が座っているのは
「元1億円で作られた椅子」だ。
体験後には、裁断されたお札をおそそ分けしてくれた。
できれば・・・裁断前のお札も1枚ほど頂けると、大変嬉しいところだ。
1千万円、1億円の重さを体験できるイベントもあった。
「息子」に1千万円の重さを体験させてみる・・・。
実物、持たせてあげたいけど・・・ごめんね、甲斐性がない「とうちゃん」で。
ブルーライトに照らす千円札を貸すのが精一杯の「とうちゃん」。
ごめんね、1万円をブルーライトに照らすことすら・・・できなくって。
デンマークのコペンハーゲンが発祥であるカルチャーナイト。
北海道で開催されるようになって、今年で10年目を迎えるらしい。
そのうち「とうちゃん」が参加したのは5回。
年々、イベント数も増えて、内容も魅力的になっていくカルチャーナイト。
来年は、どんなルートで、どんなカルチャー体験しようかな?
早くも来年の参加が楽しみなってきた「とうちゃん」がお送りしました。
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