子宝に恵まれたカブトムシ夫婦の物語【函館市】

「とうちゃん」

2012年09月13日 05:51



 「カブトムシ 虫取り子供に 気をつけて」 

 本州以南から沖縄本島まで分布し、北海道では本州産のカブトムシが人為的に導入され、全道各地に
定着しているらしい。
 七飯町の大沼では、1936年に導入されたという記録も残されている。

 一言でいうと日本列島総カブトムシってことだ。

 野生のカブトムシの寿命は、1-3ヶ月ほど。
 飼育下では12月まで生きた例もあるらしいけど。
 「とうちゃん」家のカブトムシとは、そろそろお別れかな。





 日本のカブトムシは、とっても紳士的だ。
 ケンカをしても、執拗な追跡や殺傷を行わない。
 子供達憧れの外国カブトムシの中は攻撃性が高く、降参したオス、場合によりメスも執拗に攻め殺し
てしまうことがあるらしい。
 これは、教育上もよろしくないのではないだろうか。 
 
 日本に生まれると、人も虫も・・・ねぇ。


 今年飼育したカブトムシは、1組の夫婦のみ。
 名前は無いけれど、仲良く連れ添い、2匹とも長生きしてくれている。

 その成果が・・・・・目に見え始める時期でもある。

 
 
 交尾を終えた雌は、もちろん卵を産む。
 カブトムシは、一度に産卵するのではなく摂食、産卵の行動を数回繰り返し、20-30個程度産卵し、
好条件の飼育環境下では更に多く50個程にもなる。

 飼育ケースの卵と幼虫の数が、凄い事になっているんだ。

 過密状態になると幼虫同士が傷つけ合ったり伝染病が発生するリスクが高まる。
 親カブトムシが潰してしまう事もある。
 そして「とうちゃん」家の狭い飼育ケースの底には、卵や1齢幼虫が蠢いている。

 幼虫大好きな「かあちゃん」が、この事態を重く見て、成虫と子供達を分ける事にした。
 成虫を他の飼育ケースに引っ越しさせるだけでも良かったけれど。
 快適な住空間を保てるだけのスペースを確保すべく、卵と幼虫もお引っ越し。

 

 2mm程度の卵に、1cm程度の1齢幼虫・・・が、想像を超えてウジャウジャ見つかる。
 
 春に虫虫で「蠢く」
 秋に虫虫の方が、しっくりくる気がする。

 「とうちゃん」「息子」大興奮!
 予想以上の子宝に、「かあちゃん」追加のケースと飼育用土を買いに走る!


 
 これらの写真を撮影してから2週間が過ぎた今日このごろ。

 土の隙間から顔を出している5cm程度の2齢幼虫だけでも、少なくても10匹以上。
 このペースで育つと、10cmの3齢幼虫が・・・・30匹以上越冬するのだろうな。
 ちなみに10cmの3齢幼虫、1匹でもゾワゾワって鳥肌が立つほど迫力があります。


 来年の初夏には30匹のカブトムシが降臨?
 ホームセンターのちょっとした虫売り場レベルの賑わいを見せる事になるだろう。

 知っていますか?
 カブトムシって、鳴くんですよ。
 「シューシュー」とか「ギュウィン・ギュウィン」 て。
 30匹も・・・鳴くのイヤだな。

 「息子」には申し訳ないけれど、大きくなる3齢幼虫になる前に、養子に出す事も考えないと行けない
時期にあるのは間違いない。
 
 

 さらに今年、我が家で寝食を共にしたクワガタは20匹程度

 未確認だけど、彼等が生んだ子供達は・・・・どれくらいなんだろう。
 考えるだけでも、恐ろしく、そしてワクワクしてしまう「とうちゃん」がお送りしました。



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